【旅】真冬の川でクロールしたりなんだりだったフィンランドのロヴァニエミ。/Finland

ほしのは2014年の3月にフィンランドの北部、ロヴァニエミという場所に旅をした。サンタクロース村があることで有名な、しかし小さな街だ。その日は朝から、なんだか様子がおかしかった。宿泊しているホテルでは、がたいの良い、筋肉モリモリの、強そうな人たちがうろうろしていた。朝ご飯をたべる場所で、ハムやチーズやパンを山盛りにして、何皿もたいらげていた。怖そうな雰囲気はないが、食欲のある人たちだった。

深夜、オーロラを見るため「モイモイ号」という観光バスに乗り込んだほしのは、現地に精通した日本人ガイドさんの熱いオーロラトークもそこそこに、うつらうつら、夢と現実を行ったり来たりしていた。しかし、ある事実を聞き逃さなかった。

街にかかる橋をバスが通り抜けるとき、日本人ガイドさんは言った。

「そうそう、あの川のほとりでは明日からインターナショナルな寒中水泳大会があるんですよ。ぜひね、見に行ってみたら、いいと思いますね。フィンランドは変な大会が多い国ですからね」

 変な大会!!

ほしのは、ピンときた。確かに、日本でフィンランドについて調べた所によると、「携帯投げ選手権」とか、「サウナ我慢大会」とか、「エアギター選手権」とかがあるらしかった。映画『かもめ食堂』の中では、もたいまさこさん演じる「マサコ」が、フィンランドっていい国だな〜と思ったきっかけとして、「変なこと一生懸命やってる」てことだと話していた。

とたんにワクワクしてきた。変な大会、変な大会、変なおじさん、じゃなかった、変な大会、に遭遇できるなんて!!「明日は川に出かけなきゃ!」とほしのは決めた。

翌朝。会場にとぼとぼ歩いて出かけてみると(なんせ小さな街だからホテルから10分も歩けば、着く)、確かに人々は、氷のはった真冬の川に飛び込んでいた。BGMとしてはロックだかヘビメタだか、とにかく心臓が熱くなりそうな曲ばかりかかる。ここでいくら北欧でもビョークとかは間違ってもかけてはいけないんだろう。雪の降る中、水着いっちょうになってこれから川に飛び込もうとしている人に必要なのは、少しでもHOTになれるもの。音楽と声援とあたたかな眼差し。

そして勇者たちは服を脱ぐ。

そして泳ぐ!

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ああ、ホテルをうろうろしていたガタイのいい人たちはこの中にいるに違いないきっといる!

さむくてブルブル!なんて顔せずみんな本当に楽しそうだった。老若男女が・・・と言いたい所だけど、どうもおじさま・おばさまが特に元気だったのでそっちばかり印象に残ってしまっている。もうみんながとっくにゴールしているのにマイペースに最後までしっかり泳ぎきるおばあちゃんとかもね、素敵だ。

こうしてほしのは幸運にもフィンランドの寒中水泳大会なるものを観戦することができた。このとき観戦したのは、"Winter Swimming World Championship 2014"(in Rovaniemi)というやつ。

人々の活気(といっても、日本のお祭りみたいに人がギュウギュウになることはない)、氷水との戯れかた、水泳への情熱、長くて寒い冬の中での人の生命力に活力・・・といったものにすっかり魅了されたほしのは、また、こういうドウカシテルっぽい大会をぜひ見に行きたいと思った。

で、今年はどこに出かけようかな・・・と、ほしのが心にあたためている大会は・・・

長くなってきたのでまた後日に。

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でも結局のところ、やっぱあったかい風呂はいいよね。(もしかしてこれが楽しみで川に飛び込んでる?!)

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冬のロヴァニエミの旅について、簡単な旅日記と、おすすめの現地ツアーを掲載した便利帳を「旅ガイド」に掲載しています。冬のフィンランド旅を計画されている方は、ご参考にどうぞ。