原作者トーベが愛した「ムーミン」のパペット・アニメーション

■ふわふわモコモコ、フェルトのムーミンたちが動き回るパペット・アニメーションの魅力

長編アニメーション『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が現在全国で公開中ですが、ムーミンのアニメーションには、とても素敵なパペット版も存在するということをご存知でしょうか?そしてそれは、原作者トーベ・ヤンソンの肝入りで製作されたものである、ということを・・・

本日は、現在シネ・リーブル池袋で劇場公開中(その他全国順次ロードショー)の「劇場版 パペット・アニメーション ムーミン谷の彗星」についてご紹介します。まずは予告編をご覧下さい。もこもこフェルトの質感、作り込まれた美しい背景、なんとも「ムーミン」らしい映像に仕上がっています。

■原作者トーベ・ヤンソンが強く望んだパペット・アニメーション

トーベ・ヤンソンはムーミンの冒険をどのように映画にすべきか、はっきりとしたビジョンを持っていました。そしてその彼女のプランが、当時、世界最高峰のパペット・アニメーションのスタジオに伝えられ、映画のもととなるテレビシリーズが作られることになりました。つまりこのパペット・アニメーションは、原作者トーベの熱い思い、ビジョンから始まり、それが色濃く反映されたものなのです。

■18ヶ月の製作期間、原画の色のトーンに忠実に。

『劇場版 ムーミン谷の彗 星 パペット・アニメーション』は、2007年の78話からなるテレビシリーズをもとに製作されました。監督マリア・リンドバーグは、全ての素材を1ショット、1ショット、 チェックしました。また、フィンランド の映画配給会社フィルムコンパニエットは、トーベの原画に使われた色のトーンを参考に、オリジナル・ネガの色のばらつきを修正・修復し、ムーミン谷の風景を鮮やかに表現しました。

■主題歌はビョーク「私は長い間トーベ・ヤンソンと、ムーミンのファンだった」

主題歌はアイスランドの歌姫、ビョークが歌っています。彼女はトーベ・ヤンソンの作品のファンで、その物語に織り込まれた哲学や、ライフスタイル、自然との向き合い方にずっと刺激を受けてきたと、語っています。(主題歌を手がけたビョークのコメント全文は映画の公式サイトで読むことができます。)

■DVDでも楽しめる!

本作は4月に札幌、5月に川崎、名古屋での劇場公開が決まっていますが、劇場に行く時間は・・・という方に朗報!この映画はDVDでも楽しむことができます。限定版と通常版、2種類が出ていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

 この物語の中で、ムーミンはスナフキンと出会います。

この物語の中で、ムーミンはスナフキンと出会います。

「劇場版パペット・アニメーション ムーミン谷の彗星」

2010年/フィンランド・ポーランド・オーストリア/英語/75 分
英題:Moomins and the Comet Chase
後援:フィンランド大使館
© Filmkompaniet / Filmoteka Narodowa / Jupiter Film / Moomin Characters TM
提供・配給:Child Film + kinologue